学校で、朝礼/終礼時に5分間で「計算ブリッジ」を楽しむ方法
1つのトランプを皆で共有し、誰が勝つのか分からない中で遊ぶのが計算ブリッジの醍醐味ではありますが、学校内で取り組もうと思った時に、机を移動させたり、トランプを用意したりなどを考えるとちょっと時間がかかり過ぎてしまうので、まとまった時間が無いと取り組みづらいという難点もあるかと思います。
そこで、朝礼や終礼時に5分間だけでできる計算ブリッジの特別ルールをご説明いたします!
【事前準備】
クラス全員に、100円ショップなどで売っている無地の「名刺カード」を12枚ずつ配ります。
そしてそこに鉛筆で1から6までの数を2枚ずつ自分で書き入れてもらい、自分専用カードを計12枚作成します。(ボールペンで書くと裏から字が透けて見えてしまうので、鉛筆やシャープペンで書くのが望ましいです)
朝礼や終礼時でやる場合には、いつもこの自分専用カードを使って遊んでいきます。
特別ルールでは、生徒は自分専用カードを良く切ってそこから7枚を手札にし、残りの5枚を山札にして自分の机の上に置いておきます。
また、場のカードは先生がトランプで提示し、全員がその値を共有します。
【遊び方】
1:生徒はそれぞれ自分専用カードを良く切り、そこから7枚取って残りは山札にします。
2:先生がトランプを持ち、そこから全員共通の場のカードを提示して、生徒たちは自分の手札を計算して自分の机の上に出していきます。(場のカードはA(1)~K(13)まで使用していいと思いますが、より上がりやすくするためには場のカードもA(1)~10までに制限するなどするといいと思います)
3:生徒が出したカードの計算式が正しいかどうかは、隣の人との相互チェックで判断させます
4:先生が場のカードを提示していき、3枚目で上がった人には10点、4枚目で上がった人には7点、5枚目で上がった人には3点、6枚目で上がった人には1点などと点数を加算していきます。
5:これを定期開催し、累積ポイントが多い方から順位を付けて月間チャンピオンや学期チャンピオンを決めて表彰してあげるといいと思います。
このやり方ですと、早ければ5分くらいで終了できるので、朝礼や終礼時に簡単に導入することができると思います。
また、市販の名刺カードを利用するのでコストも低く抑えられますし、カードを無くした生徒がいてもすぐに補充できます。
このような形で計算ブリッジに取り組めば、どの学年、どのクラスでも先生の負担をそれほど増やさずに計算ブリッジを遊べるのではないでしょうか?
学校単位で計算ブリッジができるようになったら、クラス大会、学年大会、そして学校大会も開催しやすくなりますし、クラスマッチの1競技としても導入しやすくなると思います!
学校関係者の皆様、生徒が楽しく算数/数学で遊んでくれますので、是非ぜひ導入してみてくださいませ!!