7/8(土)第15回・計算ブリッジゲーム会メモ
※ 更新が遅くなっております・・・
・この日の中央駅東口広場は大変賑やかでした。「Beat! 電気を選ぶ夏祭り」と題して、川内原発の再稼働の是非を問う県民投票を実施しましょう!という署名活動をしながらイベントが行われていました。歌ありパフォーマンスありトークライブアリ。飲食ブースも出ていて久しぶりに活気に満ち溢れていました。
・普段、当たり前すぎて電気の有難みなど感じることはほとんどないのですが、日本は資源に乏しい国なので、私達が心地よく何の不自由もなく暮らせる背景には安定して高出力な発電機構があることは誰の目にも明らかです。
普段日常的に使っている電力のみならず、ビルも、道路も、車も、スマホも、加工食品なども、私達の周りに存在する「全てのモノ」は電力なしには生産されることは不可能です。よって私たちの生活のすべては電力によって賄われているといっても過言ではないでしょう。
資源を消費し、環境に影響を与える発電。持続可能な社会を目指すには「再生可能エネルギー」に少しずつでも代替していくことと、日常生活で消費する電力を少しずつでも少なくしていく事が必要となって来ます。
・・・と、長い前置きを経てここから私が1番主張したい事になるのですが、「計算ブリッジ」って環境に優しくないですか?と。
トランプゲームのみならず、カードゲーム/ボードゲーム一般に言えることだと思いますが、極めて環境負荷の少ない遊びであることは間違いないでしょう。
トランプの発祥は諸説ありますが、12世紀の中国で生み出されて欧州へと広がって行ったという説が有力のようです。
シンプルだけれど、奥深い。そしてたくさんの遊び方のあるトランプは、今も昔も、そしてこれからも人間の営みの中で残り続けていくゲームとなるでしょう。
AIの時代になればなるほど、あらゆる場面で人間はAIに適わないシーンが出て来ます。
人間は人間同士、その叡智を競いながら遊ぶことが求められるような気がします。なので皆さん、計算ブリッジで遊びましょう!
・イベントに参加してくれた子供たちもたくさんこちらのブースまで足を運んでくれました。「このゲームめっちゃ面白いよー!」と言って他の人たちにも勧めてくれた子供たち。本当にありがとう!!
・20代の男性が1人でブースの前に掲示している遊び方をじっくりと読まれていたので「ゲームしませんか?」と声をかけるとはいやります!とブースの中に。スマートなイケメンで、名前はKさんという。
ルールの把握も素晴らしく速く、さらには攻略法までどんどんと考えられていきました。そして「是非5回戦勝負がしたい!」という熱意に押されて私も勝負を受けることに。1:1でのタイマン5ゲームマッチが始まりました。
「5戦全勝しますよ」と不敵に笑うKさんを前に考案者魂に火が付き、私も絶対負けられない戦いとして勝負を受けました。この計算ブリッジ。1回勝負だと運の要素が強く出るのですが、5ゲームマッチだと戦い方がガラリと変わります。すなわち「上がらなくても勝てる」ゲームと様変わりするのです。もちろん1ゲームは勝たなければなりませんが、その時のポイント差が大きければ、残りの4ゲームを負けてもトータルで勝てるという戦略が生まれます。相手に「上がらせる」という考え方ですね。なので、上りを目指すのか?それともカードを少なくして「上がらせる」のか?とてもヒリヒリとしたゲーム展開になるのです。
緊迫したゲーム展開の中、最終結果としては私の3勝2敗。ポイントも12ポイント差で辛くも私が勝利を得ました。
心底悔しがるKさん。そして「もう1回お願いします!」という泣きの1回も入りました。
2回戦目は、逆に3勝2敗でKさんが勝利し、ポイント差も20ポイント以上上回っていました。ナイスゲーム。そして意気揚々と賞品をゲットして帰られて行きました。
計算ブリッジは、勝ったり負けたりしながら計算練習に役立つというソフトな面もありますが、このように勝負の世界になるととたんに頭をフル回転させて「思考する」ゲームとなります。
この側面は「囲碁」「将棋」「麻雀」「ポーカー」などに繋がる部分がありますね。相手の状況を考え、どのような手を出したら最も勝ちに近づくか。その追求をすることが「論理的に物事を考える練習」になると思っています。
また長々と書いてしまいましたが、とにかく1度遊んで欲しいです。そして5ゲームマッチで「真剣勝負」してみて欲しいです。頭に汗をかく経験ができると思いますよ!
・ラ・サール高校の元同僚の丸山先生とも久しぶりにお会いでき嬉しかったです。お子さんたちあっという間に大きくなりましたねぇ。よき時間でした。
・来場者数:約30名