東大入学式の祝辞を聞いて思い出したこと
今年の東大入学式で語られた馬渕俊介先生の祝辞、とても励まされ、そして勇気を貰える素敵な文章だと思います。よかったら読んでもらいたい一文なのでここに貼っておきます。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2023_03.html
ふと思い出したこと。
今から5年前、ラ・サール70期生が中学3年生だったときに私は副担任として学年団の一員として加わりました。その年から学年の中で「読書案内」を作成して配布しようと心に決め、1年間編集長を務めました。(その決意の根底には、英語科の丸山先生が持っていた学年で読書案内を配布していたのがとても良いなと思った事があったと書き添えておきます)
毎月1冊、学年団の中の数名の先生方がお気に入りの本を紹介します。ご自身の専門科目の本のこともあれば、全く違う分野の話もありました。私はなるべく毎月紹介しようと、ちょうど自分が中学生や高校生の時に読んだ本を思い出しながら書いたり、時には新たに読んで面白かった本を紹介したりしました。
なんとか1年間出し続ける事ができ、少しの達成感を感じつつ彼らの中学卒業式を迎えました。担任団が卒業生に向けて一言ずつ話をするという時間があり、私はこの読書案内の話を出して、彼らに質問をしてみることにしました。
「君たちの中で、読書案内で紹介されていた本を1冊でも読んだことがあった人手を挙げて」
半分くらいの生徒が手を挙げてくれたらいいなと思っていたところ、予想に反しほとんど全ての生徒が手を挙げてくれました。
これにはちょっと感動しましたね。
普段は読書案内で紹介した本の話を聞くことも無ければ、そもそも読書案内自体の話を聞く機会もあまり無かったように思います。
完全に自己満足の世界の中でやっている感覚だったので、このようなリアクションが返ってくるのは想定外でした。しかしそれと同時に、こちらが信念を持ってやっていることは、リアクションは無くともしっかり届いているんだなという確信も得ました。
随分と前置きが長くなってしまいましたが、私は何を思い出したのかというと、この時に最後に語った彼らへの贈る言葉を思い出したのです。
「これからの時代は、周りに評価されるかどうか分からない事を貫き通す力を持つことが重要になってくる」と。
まさに馬渕先生も同じ趣旨のメッセージだなと感じ、脳裏に蘇ってきたのでしょう。そしてこの言葉は、今、また新たに今の自分を励ます言葉にもなろうとしていることを実感します。
2年前の鹿児島県ビジネスプランコンテストの最終審査会のとき、私はプレゼンの中で計算ブリッジを通じて成し遂げたい夢は「世界平和です」と発表しました。今でもその気持ちは全く変わっていないですし、ウクライナ情勢を受けてその気持ちはいよいよ高まって来ております。
明日の13時から、鹿児島中央駅の東口前広場で計算ブリッジのゲーム会を行います。参加費などは頂きません。ただ皆さんで計算ブリッジで遊んで欲しいと思っています。
遊びは平和の象徴だと思います。遊んでいる時間は憎しみも、悲しみも、怒りも必要がありません(試合に負けて悔しいという感情はまた別次元の話と思います)。
あいにくの雨模様なので人出は少なく、また屋外なので実施もなかなかままならないかもしれません。でも、それでもやります。決意したんです。
良かったらちょっとでも覗きに来てくれたら嬉しいです。そして、1回でもいいんで計算ブリッジで楽しんで貰えたら最高です。私は皆さんとお会いしたいです。是非お待ちしております!!