【第13回・薩摩スチューデント23アカデミー板書】
今回は数学の質問があまり無いという事だったので、3時間みっちりマーケティングとブレストの時間に費やしてみました。
先日、静岡県の三島市で「マンホールを探してスマホで撮影する」という市民参加型のイベントが行われました。
これは「マンホール聖戦」と呼ばれ、2021年から東京で開催されている「社会課題を楽しくローコストで解決する」ための画期的なアイデアによるものです。
市民は専用のアプリで街中にあるマンホールのふたを写真撮影してアプリに投稿します。決められた時間内で撮影した写真の数と種類によって順位が付き、ポイントや特典と交換することができる「位置情報ゲーム」の様な面白さがあります。
また、このイベントで集められた各所のマンホールのふたの画像は、マンホールが老朽化しているかどうかの確認のために使用できるので、何万とあるマンホールの蓋を調査する為の人件費を節約することができるのです。
まさにこのイベントは「テクノロジー」を使って「地域住民と一緒」に、「楽しく遊び」ながら「社会課題を解決」するというとても素晴らしい企画だと思います。
このアイデアを考え付いた人は本当に凄い!こういうアイデアはこれからどんどん全国に普及して行って欲しいですね。そして、こういうアイデアこそ高校生の柔軟な発想力から生み出して行って欲しいと思いました。
このアイデアを横展開すると、マンホールだけじゃなくて信号機、踏切、電柱、街頭、、、などなど、応用できそうな物はたくさんありそうです。
鹿児島でもこのイベントやったら楽しそうなのになぁ。。。
それから話は転がって行き「鹿児島と自転車」というテーマでブレストしてみました。
「高校生が自転車ライフを有意義にするためには?」という問いの元に色々と思考を巡らせて行きました。
つい先日鹿児島市内で「自転車の一斉取り締まり」があった所です。傘さし運転は昔からありましたが、今はもっと危険な「スマホ運転」が問題になっています。
自転車事故は自動車事故と違い身がほとんど守られていないので、一瞬の事故が大怪我や、最悪の場合には命に直結してしまいます。しかし、高校生などの学生はその実感が湧かないからついついスマホを弄ってしまう・・。
昔はテレビニュースでこういう事故も取り上げられ、注意喚起される機会がありましたが、今のスマホのニュースはよく見るニュースと似たような内容がレコメンドされるという機能のせいで、そういう情報に触れる機会も無くなってきています。
なので、学校の役割としては1学期に1回でもいいから、ホームルームなので自転車事故の事例を話す時間があった方がいいのではないか?という結論に至りました。
「注意一秒、怪我一生」とはよく言いますが、怪我で済んだらましな方で、自転車事故は命の危険と隣り合わせです。家庭でも学校でも、真剣に話す時間を設けたいものですね。
それから話は「かごりん」に移りました。
かごりん、存在はもちろん知っていたのですが「わざわざ登録してまで乗ろう」という気が起きなかったということがあり、私はまだ未体験です。
特に、1番最初にかごりんが置いてある場所の横にある機械で、自分の名前や携帯電話を登録して、場合によってはクレジットカード番号まで入れなければならないという事のハードルの高さが利用を思いとどまらせてしまう一因なように思います。
しかし!かごりん。
実はウェブサイトなどが充実しています!ウェブサイトを見ると、現在稼働中の自転車の台数や、各自転車スポットに停留してある自転車の台数がリアルタイムに表示されています!この情報は利用者にとっては嬉しい情報ですね。
都市の「Park & Ride」を推進するためにも、かごりんはもっと活用されていいと思います!(私も、今度利用してみよう笑)